厨子に掛ける「御簾」：三重県四日市市

半年ほど前のお仕事になりますが、大黒天さまがお祀りされている「厨子」の目隠し用に「御簾（みす）」を取り付けたいというご依頼を頂きました。

巾1尺（約３０センチ）、垂1尺1寸（約３３センチ）ととても小さな「御簾」とのことでした。

御簾の小さいものは、あまり既製品がなく・・・特注で製作をお願いし納品させていただきました。

また、四日市までお届けに持参すると高くつくので、取り付けは住職さまにお願いしてしまいました。

（快く、取り付けをご自身でやりますと仰ってくださった住職さまには感謝しております）

昨今の傾向として、高額になることもある修理・修復品のご依頼が極端に減りました。

コロナ・ウィルスの広がりで起こった自粛ムードが、檀家さんや門徒さんより発せられて、

寺院・神社さまとも大規模な費用のかかる事案には消極的になられているように思われます。

正直、弊社もコロナ・ウィルスの影響を真っ向から受けて苦慮しております。

こんなご時世だからこそ、寺院・神社さまの荘厳を新調・修理して「疫病退散」の祈りと共にご加護を在家の方々にお示しいただければと勝手に思っております（笑）

大変な時代になったものですが、人は皆、身体が資本です。皆々様のご健康を心からお祈り申し上げます！