木製の華鬘（けまん）：四国霊場

かなり久しぶりの投稿になってしまいました。

残暑お見舞い申し上げます！！！

連日、かなり暑い日が続いておりますが皆さまお元気でお過ごしでしょうか？

また、九州南部の豪雨災害の復旧についても気になるところです。

さて、突然ですが「華鬘（けまん）」という仏具をご存知でしょか？

真言宗寺院などでよく見かける本堂の柱などに飾る装飾品です。

一般的に「華鬘（けまん）」は金属製が主流でありますが、今回は「木製」の華鬘のご依頼をいただきました。

（写真は、木地の段階です）

木地の状態のものに「緑青」や「金箔」を施して、極彩色風に仕上げることになります。

全部で8個のご依頼をいただき今秋には完成予定です。かなり豪華絢爛なものに仕上がると想像されます。

通常、金属製を問屋から仕入れて納めるのですが、

木製品ということもあって、仕入れることもできないため

木材を同じ形のものに8個作るのにはだいぶ技術者たちも苦労したようです。

完成しましたら何処とは言えませんが、四国八十八箇所霊場のどこかの寺院さまの本堂に納まる予定です。

「華鬘（けまん）」の木製仕上げは、弊社でも初めての作品ですので、不思議な緊張感が工房を包んでおります。

＊弊社では、８月１２日午後〜１６日まで夏季休暇（お盆休み）を頂戴します。