神社さま用　板ヨウラク（長崎県壱岐市）

これもだいぶ昔に納めたものになりますが、長崎県壱岐市の神社さまに「板ヨウラク」を特注で作らせていただきました。

（ヨウラクは、漢字で「瓔珞」と書きますが・・・読みにくいのでカタカナ表記にさせていただきます）

神事の板ヨウラクというとどういうものを想像されるでしょうか・・・御神輿の側面に金色に輝きながら付いているイメージが多いのではないでしょうか？

この神社さまでは、そのイメージも大切にされながら、金メッキではなくプラチナメッキを施して、ヨウラク本体にも神社さまの社名を表したものや八咫烏、紋、といった凝ったデザインを金属板に加工し、拝殿と本殿の境目に吊り下げさせていただきました。

銀色に輝くヨウラクは、まぶしいくらい綺麗でした。

ヨウラクは、仏具にもあります。天井から吊り下げられている「天蓋」「幢幡」などから３ツ股や４ツ股に枝わかれしながらぶら下がっている金色の者です。ほとんどが木製のものであり、金箔を貼ってあるのですが、戦時中の物資の不足したころには「紙」を高度経済成長期には生産が追い付かず「プラスチック」を使用したものもあります。

紙ヨウラクは、洗って金箔を貼りなおすことができないので修復できないケースが多々あるのでご注意ください。一度、じっくりとヨウラクを見てみるのも面白いと思いますよ。