供物壇　納品（岡山市：日蓮宗寺院さま）

今年の初めころになりますが、新調の供物壇を岡山市北区の日蓮宗寺院さまに納めさせていただきました。

それ以前に登高座一式の修理をさせていただき、昨年納めさせていただいております。

また、前机も修理のお仕事を頂戴しており納品待ちなのですが、このコロナ・ウィルスの影響できちんと納められるかが心配です。

これらの修理一式は、信仰熱心な方お一人での寄進だそうです。

こういうお一人での寄進というのは、最近見かけなくなってきましたが、熱心な住職さまと信者（檀家）さまとの間での信頼関係であるのだなぁとつくづく思わされてしまいます。

昨今のコロナ騒動で、人も街も経済も何もかも元気がなくなってきております。こうも不景気感が漂うと今後の寺院・神社の世界やそれを取り巻く業界にも元気な力が回ってこなくなってくるのではないかと思っています。

我々の業界は、寺社仏閣が元気であってこその業界であり、寺社仏閣は市中の方々の元気さがあってのことで成り立っている部分もあります。

元気な社寺が、どんどん力を奪われているのが現実であり、この世界も楽観視できない状況に直面しております。

この危機的状況の中で寺社や我々の業界が何をできるのかを模索していかなければならないと思っております。

すでに動きだした寺社もあります。必死に現状を耐えている寺社もあります。

自粛ストレスなどをためておられる方も多いと思いますが、身近にある寺社に手を合わせることで、心の洗濯をするとともに寺社に活気を与えて頂ければと思います。