新調　如意宝珠

ちょっと前になりますが、山口県長門市の真言宗寺院さまのご依頼で「如意宝珠」を納めさせていただきました。

写真は、木地の状態のものになりますが・・・これに淡彩色で彩色を施させていただきました。

この「如意宝珠」は、寺院本堂の最も玄関に近い部分（通常、お賽銭箱が置いてある場所）の柱の梁にある蟇股の空間に納めさせていただいております。創建当時は毛利氏の庇護があったとかで、この設置した蟇股の空間部分には毛利家の家紋が取り付けられていたそうです。

その家紋も長年の劣化で、すっかりボロボロになりほとんど形状を残していない状態でありました。

ご住職さまも当初、毛利家の家紋を作り直そうと思ったと想像されますが、いろいろご検討されたのでしょう・・・

毛利家の家紋は古い（現在、毛利家の庇護を受けているという時代でもない）ので、新感覚で「如意宝珠」を思いつかれたそうです。

弊社は、お客さまの想像された（希望された）ものをオリジナルとして形にできる技術力があります。

彫刻にはじまり彩色・金箔・漆塗装・金具・乾漆などなど仏具・神具に関する主要な工程の職人と手を携えております。

「ちょっと変わってるけど、こんなん形にしたいなぁ〜」などと思われたら是非、弊社にご相談ください。